竹ラボ - Take Lab-

博士課程を生き抜いたひとりです。アメリカ行ったり〜企業研究したり〜回り道が多いですが、ここでは個人の趣味の話をしていきたいです。

科研費申請もまずは "敵を" 知ること

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科研費、大変ですね。

 

研究はお金がないとできない。

 

持続的(5−10年)にもらえる資金なんて無い。

 

のでみなさん毎年、科研費だったり助成金応募ですよねぇ。

 

業績もなく若手研究に採択されたのでちょっと個人的に工夫したTipsをご紹介!

 

結論

・若手研究が優遇された年でした

・評点の付け方が変わっていました(評点に繋がる文言の場所を変えないといけない)

 

 

 

今年度分(申請は1年前)の若手研究の採択率40%になりましたよね?

 

どうやらお国の中で若手研究を推進してくれている方が出てきたみたいで嬉しい限りです。でも日本の研究大丈夫か?…については後日・・。

そう、ちょっと科研費の状況が変化しました。

 

当時、申請時にも一応、若手研究の応募について…とか案内は出ていましたが、

申請していたひとのどれくらいが把握していたのか。って感じです(汗)

 

科研費の評価の仕方を見たことがある方は分かると思いますが、

割と細分化されていて

 

どこどこが書かれているか?

とか

〇〇について言及されているか?

とか

詳しく1−4点を付ける評点するべきポイントが明記されています。

 

逆を返すと

そこを書いていないと「減点」されます。

 

科研費はまずは減点されない、ことが第一なのでココですね。

 

それでネット検索すると評点の付け方とかのpdfが落ちてますが、

今年度分(申請は1年前)ではすこし評点の付け方が変わっていました。

 

書かなきゃいけないポイントはそこまで変わってませんが、

そこを評価する文章部分の配置が変わってました

 

例えるならば、

 

「一般社会への波及効果がある」という内容を明記するのは必要なんですが、

その内容を違うところに書いてしまって、

本来必要なところに書き忘れてしまう。

減点

ですね。

 

 

 

具体的には 評点の一番初めの

(1)研究課題の学術的重要性・妥当性」の部分。

 

今までは

・学術的に見て、推進すべき重要な研究課題であるか。

・研究構想や研究目的が具体的かつ明確に示されているか。

・応募額の規模に見合った研究上の意義が認められるか。

について1-4点の評価をつけていましたが、

 

・学術的に見て、推進すべき重要な研究課題であるか。

・研究課題の核心をなす学術的「問い」は明確であり、学術的独自性や創造性が認められるか。

・研究計画の着想に至る経緯や、関連する国内外の研究動向と研究の位置づけは明確であるか。

 

に変更されています。

 

そんな感じの変更が全体的にぼやぁ、っと広がっていた感じです。

 

この評点方法に合致した文言の入れ方をしていたので、

評価するひとは点を入れやすかったのだと思います。

 

無論、イラストや文字はギリギリまで入れる、などはしていました。

 

なので表題にある通り「敵を知る」=評価を付ける人の身になることが大事だと私は思います。

 

 

時間があれば忘却録として、全ての評価部分についてのまとめを書きたいですね。

 

それでは。